マルガリータ・ガスパリアン(Margarita Gasparyan)

マルガリータ・ガスパリアン(Margarita Gasparyan)は21歳。現在、WTA世界ランキング41位(2016年2月26日現在)で、最近の女子では珍しい片手バックハンドの選手です。それも現役女子屈指の力強いバックハンドショットを放ち、ストローク戦では上位選手にも負けない力強さがあります。

スポンサーリンク

プロフィール

国籍ロシア
生年月日1994.9.1
プロ転向年2010年
身長183cm
体重73kg
出身地モスクワ
(ロシア)
居住地モスクワ
(ロシア)
利き手右手
バックハンド片手打ち

1994年9月1日、ロシアのモスクワでアルメニア人の父とロシア人の母の元に生まれたガスパニアンは、5歳からテニスをはじめました。

来歴

2008年

ジュニアとしてキャリアをスタート。

2009年

3月にイジェフスク(ロシア)で開催された10th Black Gold of Udmurtia(Grade 3:インドア・ハード)に出場、シングルス準優勝、ダブルス優勝を果たしました。

5月にトリヤッチ(ロシア)で開催されたTSZ Cup(Grade 4:アウトドア・ハード)では単複同時優勝を達成、6月にソチ(ロシア)で開催されたOzerov Cup(Grade 3:アウトドア・クレー)ではダブルスで優勝します。

2010年

2010年からは、ジュニアだけではなくツアーレベルにも参戦しはじめます。3月に行われたSt. Petersburg ITF($10,000:クレー)は予選一回戦で敗退、2戦目のMoscow ITF($25,000:インドア・ハード)は予選二回戦敗退。次の週に参加したジュニア選手権、ナマンガン(ウズベキスタン)で行われた14th Namangan ITF Junior(Grade 3:アウトドア・ハード)ではダブルスで優勝を飾りました。

さらに、5月のザンクト・ペルテン(オーストリア)で開催された31st International Spring Bowl(Grade 2:アウトドア・クレー)では自身2回目の単複同時優勝を達成しました。

8月にはITFツアーのKazaň ITF($50,000:アウトドア・ハード)に出場しましたが、予選一回戦、ダブルスは本戦一回戦で敗退しました。

9月にはUSオープンジュニアに出場、はじめてのジュニアグランドスラム出場でしたが、シングルス、ダブルスともに一回戦で敗退しました。その年のジュニアフェドカップにロシア代表として出場し、シングルス1勝1敗、ダブルス4勝1敗の成績でロシア優勝に貢献しました。

また、10月に開催されたMinsk 5 ITF($10,000:インドア・ハード)に出場し、シングルスは予選三試合を勝ち抜き準々決勝進出、ダブルスは準決勝進出という結果を残しました。

2011年

全豪オープンジュニアに出場、シングルス二回戦、ダブルス三回戦(準々決勝)で敗退。

3月にはMoscow ITF($25,000:アウトドア・ハード)に出場、2回戦まで進む。

5月にプラート(イタリア)で開催された19th International Junior Tournament Citta’ Di Prato(Grade 2:アウトドア・クレー)に出場し、ダブルスで優勝を飾りました。

8月にはITFツアーに2大会出場し、それぞれ二回戦、準々決勝まで進みました。

2011年は648位でシーズンを終了しました。

2012年

2012年、17歳のガスパニアンはITFツアーで徐々に結果を出し始めました。

まずはじめに、3月のMoscow 2 ITF($25,000:インドア・カーペット)では単複同時にそれぞれITFツアー初優勝を挙げました。5月に開催されたMoscow 3 ITF($25,000:インドア・ハード)でシングルス優勝、Moscow 4 ITF($25,000:アウトドア・クレー)では決勝で当時世界ランク318位のダリア・ガブリロワ(ロシア)を4-6,6-4,7-6(2)の逆転勝ちで破って優勝。

ジュニアサーキットへの出場は、8月に開催されたEuropean Summer Cups (Girls)が最後となり、その後はITFツアーに専念している。

9月にはYoshkar-Ola ITF($25,000:インドア・ハード)で自身2回目のITFツアー単複同時制覇を成し遂げ、この年だけでITFツアー・シングルス4勝、ダブルス2勝を達成しました。ジュニアでは目立った成績を残せませんでしたが、厳しいプロツアーで揉まれることによって、本来の実力が引き出されつつありました。

そして、当時世界ランク227位のガスパニアンは、地元モスクワで開催されたクレムリン・カップ(WTAプレミア:インドア・ハード)にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場し、当時世界ランク18位のルーシー・サファロバ(チェコ)と対戦。3-6,6-4,2-6と大健闘を見せました。

2012年は、231位とランキングを大きくジャンプアップしてシーズンを終了しました。

2013年

2013年はガスパニアンにとって歯がゆい年になりました。

ダブルスでは4回決勝に進出し、2回優勝することができましたが、シングルスではなかなか勝ち上がることができない時期が続きました。

11月のMinsk 5 ITF($25,000:インドア・ハード)で2013年初の決勝進出を達成し、ようやく優勝することができました。

2013年は、2012年の217位からちょうど100位ぐらいランクダウンした318位でシーズンを終了しました。

2014年

2014年もダブルスは相変わらず好調で、5回決勝に進出し2回優勝。しかし、シングルスは2013年同様、勝ったり負けたりという状況が続いていました。さすがにランキングも200位台になってきますと、そんなにかんたんに勝たせてはくれません。

8月にはWTAツアーの予選に挑戦し始めます。

いきなりグランドスラムのUSオープンからチャレンジをし始めましたが、予選一回戦で当時世界ランク122位の同郷選手、アレクサンドラ・パノバと対戦。(3)6-7,6-2,2-6のフルセットで敗退しました。

次にタシュケント(ウズベキスタン)で開催されたタシュケント・オープンに出場。予選二回戦を勝ち抜き、本戦一回戦でオリガ・ゴボツォワ(ベラルーシ)に3-6,4-6のストレート負けで敗退しました。その後、地元モスクワで開催されたクレムリン・カップ(WTA Premire:インドア・ハード)に挑戦しますが、予選二回戦で敗退しました。

2014年のランキングは217位となり、2012年の水準にランクを戻してシーズンを終了しました。

2015年

マルガリタ・ガスパリャンにとって、2015年は間違いなく飛躍の年だったと言えるでしょう。

WTAタイトルをシングルスで1つ、ダブルスで2つ獲得しました。

ダブルスは7月にアゼルバイジャンで開催されたバグー・カップ(WTA International:アウトドア・ハード)と9月にウズベキスタンで開催されたタシュケント・オープン(WTA International:アウトドア・ハード)でパートナーはいずれも同じロシアのアレクサンドラ・パノワでした。

シングルスは、バグー・カップで決勝を当時世界ランク154位のパトリシア=マリア・ティーグ(ルーマニア)対戦、6-3,5-7,6-0のフルセットで勝利を飾りました。

その他、グランドスラム本戦にも初出場し、全仏オープンは予選三回戦を勝ち抜き一回戦、ウィンブルドンも予選三試合を勝ち抜き一回戦で女王セリーナ・ウィリアムズと対戦し4-6,1-6で敗退、USオープンは予選二回戦で敗退しました。

2015年は、世界ランクを62位にランクアップしてシーズンを終了しました。

2016年

2016年はブリスベーン国際からスタート、予選三試合を勝ち抜き、一回戦で当時世界ランク23位のエカテリーナ・マカロワ(ロシア)に4-6,6-2,3-6のフルセットで敗退。

世界ランク58位で迎えた全豪オープンは、一回戦で当時世界ランク19位、大会第17シードのサラ・エラーニ(イタリア)と対戦。1-6,7-5,6-1の逆転で金星を挙げると、二回戦で当時世界ランク94位の奈良くるみを6-4,6-4のストレートで、三回戦で当時世界ランク76位のユリア・プチンツェワ(カザフスタン)を6-3,6-4のストレートで退け、自身初の四回戦に進みました。四回戦では女王セリーナ・ウィリアムズ(USA)に2-6,1-6で圧倒されますが、今までグランドスラム本戦では一度も勝てなかったので、この成績はかなり自信になったことでしょう。

その後、2月に開催されたサンクトペテルブルク・レディース・トロフィー(WTA Premiere:インドア・ハード)に出場。二回戦で当時世界ランク20位のアナ・イバノビッチ(セルビア)に5-7,2-6で破れています。

年度別成績(2016年2月26日現在)

世界ランクWTA
ITF
シングルスダブルスシングルスダブルスシングルスダブルス
201021
20116487470166
2012231280010128774
2013318243021915208
20142179901532413198
2015627512711524464
201641646523
通算成績18141815103465224

タイトル

WTA シングルス

2015年

  • バグー・カップ(WTA International:アウトドア・ハード)

WTA ダブルス

2015年

  • バグー・カップ(WTA International:アウトドア・ハード)
  • タシュケント・オープン(WTA International:アウトドア・ハード)

短評

ガスパニアンはパワーテニスをしているわけではないのですが、ひとつひとつのショットが正確で力強さがあるため、対戦相手としてはとてもイヤな選手だと思います。またダブルスにも長けている分、ネットプレーも得意なので、弱点が少ないプレーヤーと言えます。

ただ、相手がベースラインで打ち合ってくれるならいいのですが、攻めるテニスをされると対応に苦しむ部分がありますので、それが今後の課題です。

テニスの組み立てもできるし、パワーがあってショットの精度も高いので、今の若手の中ではベリンダ・ベンチッチ(スイス)と同じぐらいのポテンシャルがあると私は感じています。リオ五輪でも十分期待できる若手の一人です。

スポンサーリンク

コメント

この記事へのコメントはありません。

コメントする


※メールアドレスは公開されません。