チョン・ヒョン(Chung Hyeon)

チョン・ヒャン(鄭 現)は、現在19歳。顔だけ見るとまるでのび太くんのような風貌をしているが、ATP世界ランキング66位(2016年2月24日現在)と順調にランキングを上げてきています。アジア人としては珍しく体格的にも恵まれていることから、韓国のみならずアジア全体の期待が大きい選手です。

プレースタイルにはこれといった特徴はありませんが、水準以上のサーブ力と粘り強いストロークで相手をジワジワ追い詰めるストローカータイプ。2015年中盤からATPツアーに参戦し始めたばかりなので、しばらくはツアーレベルに慣れることが課題でしょう。

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プロフィール

国籍大韓民国
生年月日1996.5.19
プロ転向年2014年
身長185cm
体重83kg
出身地京畿道 水原市
(韓国)
居住地京畿道 水原市
(韓国)
利き手右手
バックハンド両手打ち

1996年5月19日、韓国京畿道の水原(スウォン)で生まれる。小さいころから視力が悪かったため、物心がつくころにはメガネを掛けていました。4歳で兄と一緒にテニスをはじめるのですが、そのきっかけが「目の健康のため」というよく分からない理由からでした。ただ、それが今の活躍に繋がるのですから、人生って分からないものです。

その後、2008年から2年間、錦織やシャラポワなどが在籍したフロリダのIMGニック・ボロテリー・テニスアカデミーにテニス留学しました。下は兄弟一緒にIMGニック・ボロテリー・テニスアカデミーにテニス留学したときの画像です。

兄弟一緒にテニス留学

来歴

2010年

ジュニアとしてキャリアをスタート。

2011年

4月に済州島(韓国)で開催されたJeju International Junior Championships(G4:アウトドア・ハード)に出場し、兄(Chung Hong)と組んだダブルスでジュニア初優勝。

2012年

1月にチャンディーガル(インド)で開催されたINDIA ITF JUNIOR -1(G3:アウトドア・ハード)でシングルス初優勝。引き続きニューデリー(インド)で開催されたIndia ITF Juniors 2(Grade 2:アウトドア・ハード)では単複優勝、次にコルカタ(インドで)で開催されたGUJRAT NRE COKE ITF JUNIORS(G3:アウトドア・クレー)ではダブルスで優勝し、単⇒単複⇒複と3週連続優勝を果たす。

3月にサラワク州(マレーシア)で開催された19th Sarawak Chief Minister’s Cup(G1:アウトドア・ハード)ではダブルスで優勝。

6月にはオッフェンバッハ(ドイツ)で開催された20th International Junior Tournament of Offenbach(G1:アウトドア・クレー)でシングルス優勝。

11月には、春川市(韓国)で開催されたITF Lee Duk Hee Cup Chuncheon International Junior Tennis Championships(G2:アウトドア・ハード)で失セット0で優勝しました。

さらに、16歳のチョン・ヒョンは、この年からITFツアーにも本格的に参戦し始めます。

10月には世界ランクが付いていない状態でソウル・チャレンジャーにワイルドカード(主催者推薦枠)で出場し、当時世界ランク209位のTi Chen(中国)に6-1,1-0の時点で棄権勝ちを収めます。

2012年は853位でシーズンを終了しました。

2013年

1月の全豪オープン・ジュニアでは、三回戦でボルナ・チョリッチ(クロアチア)に(6)6-7,4-6のストレートで、6月の全仏オープン・ジュニアは二回戦敗退。

ウィンブルドン・ジュニアでは3回戦でニック・キリオス(オーストラリア)に6-2,6-2で、準々決勝でボルナ・コリッチ(クロアチア)に7-6(5),6-3で全豪の雪辱を果たしたものの、決勝でGianluigi Quinzi(イタリア)に5-7,(2)6-7で破れ、惜しくも準優勝となりました。

9月のUSオープン・ジュニアでは、一回戦でアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と当たり、4-6,4-6のストレート負け。その後、当時世界ランク491位のチョン・ヒョンは、クアラルンプール(マレーシア)で開催されたマレーシア・オープンにワイルドカード(主催者推薦枠)で出場しましたが、一回戦で当時世界ランク59位のフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)に4-6,2-6のストレートで敗退しました。

ITFツアーでは順調に実績を積み、2013年は550位でシーズンを終了しました。

2014年

1月の全豪オープン・ジュニアでは、準々決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に2-6,4-6のストレートで敗退、ウィンブルドン・ジュニアでも準々決勝で敗退。

当時世界ランク249位のチョン・ヒョンは、USオープンに予選から参戦しましたが、2回戦で敗退しています。

ITFツアーレベルでは、試合をこなすことで着実に力をつけていき、2月に開催されたThailand F1(アウトドア・ハード)でITFツアー初優勝を遂げる。その後、この年はITFツアー2勝、チャレンジャー1勝を挙げました。

結果、550位からスタートした世界ランクを173位までジャンプアップさせました。

2014年からプロに転向していますが、この年はATPツアーにまったく参戦しませんでした。
2014年のATP通算成績の2勝1敗はデビスカップのもの。

2015年

オーストラリアン・オープンは予選三回戦でイライアス・イマー(スウェーデン)に5-7,3-6で敗退し、本戦初出場はかないませんでした。

当時世界ランク121位だったチョン・ヒョンは、3月に開催されたATPマスターズ1000シリーズのマイアミ・マスターズ(アウトドア・ハード)で一年振りのATP本戦出場を果たました。一回戦で当時世界ランク50位のマルセル・グラノジェルス(スペイン)と対戦し、6-0,4-6,6-4のフルセットで勝利。二回戦で当時世界ランク9位のトマス・ベルディヒ(チェコ)と対戦し、3-6,4-6のストレート負けを喫しました。

このマイアミ・マスターズをきっかけに、徐々にATPツアーの予選にエントリーするようになります。

全仏オープンは予選一回戦敗退、ウィンブルドンは本戦ストレートインでしたが、ピエール=ユーグ・エルベール(フランス)と1-6,6-2,3-6,6-2,10-8というフルセットで惜敗し、一回戦敗退となりました。

USオープンは、二回戦で当時世界ランク5位のスタン・バブリンカ(スイス)に(2)6-7,(4)6-7,(6)6-7と3セットともタイブレークに持ち込みましたが、健闘むなしく敗退。

この年のATPツアー成績は深センオープンのベスト8進出が最高成績でしたが、世界ランクを51位まで上昇させ、ATPワールドツアーアワードのATP Most Improved Player(最も上達した選手賞)を受賞しました。

2016年

全豪オープンは一回戦から世界ランク1位のノバク・ジョコビッチと対戦、3-6,2-6,4-6のストレート負けを喫しました。あこがれのジョコビッチと直接対決したことによって、何か得るものがあったでしょうか。まだ2016年は始まったばかりですので、これからの活躍を期待したいところです。

年度別成績(2016年2月24日現在)

世界ランクATPCHALLENGERITF
20127701174
20135500115144
201417321158286
2015511210347
20166625
通算成績161751214914

タイトル

ATPシングルス

  • なし

ATPダブルス

  • なし

チャレンジャーツアー シングルス

2014年
  • Chang-Sat Bangkok Open 2014(タイ:アウトドア・ハード)
2015年
  • McDonald’s Burnie International(オーストラリア:アウトドア・ハード)
  • St. Joseph’s/Candler Savannah Challenger(USA:アウトドア・クレー)
  • Busan Open Challenger Tennis(韓国:アウトドア・ハード)
  • OEC Kaohsiung Challenger(台湾:アウトドア・ハード)

チャレンジャーツアー ダブルス

  • なし

ジュニアタイトル シングルス

2012年
  • INDIA ITF JUNIOR -1(G3:アウトドア・ハード)
  • India ITF Juniors 2(G2:アウトドア・ハード)
  • 19th Sarawak Chief Minister’s Cup(G1:アウトドア・ハード)
  • 20th International Junior Tournament of Offenbach(G1:アウトドア・クレー)
  • ITF Lee Duk Hee Cup Chuncheon International Junior Tennis Championships(G2:アウトドア・ハード)

ジュニアタイトル ダブルス

2011年
  • Jeju International Junior Championships(G4:アウトドア・ハード)
        パートナー:Chung Hong(韓国)
2012年
  • India ITF Juniors 2(G2:アウトドア・ハード)
        パートナー:Dukyoung Kim(韓国)
  • GUJRAT NRE COKE ITF JUNIORS(G3:アウトドア・クレー)
        パートナー:Dukyoung Kim(韓国)
  • 19th Sarawak Chief Minister’s Cup(G1:ハードコート)
        パートナー:Dukyoung Kim(韓国)

短評

チャレンジャーで修行する期間が長すぎたので、ATPツアーに本格参戦するのが遅れました。チャレンジャーのテニスとATPツアーのテニスは根本的に違うので、慣れるまで多少時間が掛かりそうです。

リオ・オリンピックまでに力をつけるのは難しいでしょう。それでも、東京オリンピックのときには24歳と一番充実する時期ですから期待は大きいです。攻撃的なテニスができるようになれば、TOP20は堅い存在だと思います。

更新履歴

  • 2016.02.24 新規投稿
  • 2016.03.02 ジュニア戦歴を追加
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