アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev)

アレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev)は18歳。現在、ATP世界ランキング56位(2016年2月25日現在)でドイツ期待の逸材です。強烈なビッグサーブとジュニア世界ランク1位の実力が示す通り、大きな身体に似合わず頭脳的なストローク戦を展開するのが特徴です。

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プロフィール

国籍ドイツ
生年月日1997.4.20
プロ転向年2013年
身長198cm
体重86kg
出身地ハンブルク
(ドイツ)
居住地モンテ・カルロ
(モナコ)
利き手右手
バックハンド両手打ち

1997年4月20日、ドイツのハンブルクで生まれる。父はソ連出身で、最高世界ランク175位の元プロテニスプレーヤー、アレクサンダー・ズベレフ・シニア、母も元プロテニスプレーヤー、10歳年上の兄ミーシャもサーシャ(ズベレフのニックネーム)が小学生のころにはプロテニスプレーヤーとして活躍していましたので、テニスをする環境としてはこの上ない環境の中で育ちました。

5歳のころから両親の手ほどきでテニスを始めました。時間があればプロである兄のミーシャが練習に付き合ってくれたり、試合に連れて行ってくれたりしたことで、サーシャ自身もプロにあこがれを抱くようになります。

来歴

2011年

ジュニアとしてキャリアをスタート。

ジュニアサーキットを転戦しつつ、8月にはサンマリノ・チャレンジャー(アウトドア・クレー)、9月にはモゼール・オープン(ATP250:インドア・ハード)に挑戦。いずれも予選一回戦敗退。

2012年

1月にフジャイラ(UAE)で開催された4th Fujairah Junior Championships(Grade 4:アウトドア・ハード)でシングルス初優勝。その後、2月にマスカット(オマーン)で開催されたOman International Junior 2(Grade 5:アウトドア・ハード)も優勝。5月にブダペスト(ハンガリー)で開催された5th Europe Tennis Centre Cup(Grade 4:アウトドア・クレー)でダブルス初優勝とG4レベルでの優勝が続くが、着実に実績を重ねる。

また、ITFツアーにも参戦し、11月にフロリダ州ブレーデントン(USA)で開催されたU.S.A. F32($10,000シリーズ)では決勝に進出した。

2012年は853位でシーズンを終了しました。

2013年

4月にボーリュー=シュル=メール(フランス)で開催された18ème Open International Junior de Beaulieu-sur-Mer(Grade 1:アウトドア・クレー)の決勝でアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と対戦。6-4,7-5のストレートでG1レベル初優勝を遂げる。つづく5月にミラノ(イタリア)で開催された54 Trofeo Bonfiglio(Grade A:アウトドア・クレー)でも優勝を飾り、ジュニアレベルでの実力を証明しました。

G1,GAレベルを制覇したことで期待されたローラン・ギャロス・ジュニア(全仏オープン・ジュニア)でしたが、決勝でChristian GARIN(チリ)に4-6,1-6のストレートで破れ、惜しくもジュニア・グランドスラム優勝を逃しました。

ローハンプトン(イギリス)で開催されたAEGON Junior International Roehampton(Grade 1:芝)でも決勝に進みましたが、2つ年上のライバル、ニック・キリオス(オーストラリア)に3-6,1-6で敗退し、準優勝。つづくウィンブルドン・ジュニア(芝)では三回戦でステファン・コズロフ(アメリカ)に6-1,4-6,0-4の時点で棄権して敗退しました。

9月のUSオープン・ジュニアでは、一回戦でテイラー・フリッツ(USA)に6-3,7-6(2)のストレート勝ち。準決勝まで勝ち進みましたが、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)に4-6,6-3,0-6のフルセットで敗退しました。

ITFツアーでは、10月にアメリカアラバマ州で開催されたU.S.A. F28($10,000シリーズ)準決勝が最高成績であとは勝ったり負けたりという感じでした。その他、当時世界ランク798位のときに地元ハンブルグ(ドイツ)で開催されたドイツ国際オープン(ATP500:アウトドア・クレー)にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場。一回戦で当時世界ランク49位のロベルト・バウティスタ=アグートと対戦しましたが、3-6,2-6で一蹴されています。

この年、2013年にプロ転向していますが、ランキングはあまり上げることができず、809位でシーズンを終了しています。

2014年

ジュニア初戦のビクトリア州トララルゴン(オーストラリア)で開催されたAGL Loy Yang Traralgon Junior International(Grade 1:アウトドア・ハード)で失セット0で優勝し、その勢いのままに全豪オープン・ジュニアを制覇。その後は、プロツアーに専念します。

当時世界ランクが800位台なので当然ではありますが、チャレンジャーツアーも含めてなかなか予選を勝ち上がることができずに苦労します。

4月にフロリダ州サラソータ(アメリカ)で開催されたサラソータ・チャレンジャー(アウトドア・クレー)で初めて予選を勝ち抜きますが、当時世界ランク81位のドナルド・ヤング(USA)に4-6,5-7の一回戦ストレート負け。

その後もかなり苦しみますが、6月にブラウンシュヴァイク(ドイツ)で開催されたSparkassen Open 2014(チャレンジャー:アウトドア・クレー)で突然覚醒します。

当時世界ランク665位ながら、一回戦でトビアス・カムケ(ドイツ)、三回戦でジョアン・ソウザ(ブラジル)、準決勝でアンドレイ・ゴルベウ(カザフスタン)、決勝でポール=アンリ・マチュー(フランス)というチャレンジャーレベルでは上位陣のクレーコーターを軒並み倒してチャレンジャーツアー初優勝を飾ると、7月に地元ハンブルク(ドイツ)で開催されたドイツ国際オープン(ATP500:アウトドア・クレー)にワイルドカード(主催者推薦枠)のチャンスを活かし、準決勝のダビド・フェレール(スペイン:当時世界ランク7位)戦まで勝ち上がります。

さすがにフェレールには0-6,1-6で一蹴されましたが、ここで若手の期待選手として一躍注目されるようになりました。

シーズン後半は、疲れもあったのかあまりいい成績を収めることができませんでしたが、それでもランキングを大幅にアップして終了することができました。

2015年

シーズン初戦にブリスベーン国際(ATP250:アウトドア・ハード)を選択。予選一回戦で当時世界ランク107位のピエール=ユーグ・エルベール(フランス)に(2)6-7,4-6のストレートで敗退。世界ランク137位で迎えた全豪オープン(アウトドア・ハード)も当時世界ランク198位のジョン・パトリック・スミスに(8)6-7,4-6のストレートで一回戦敗退。

2月にマルセイユ(フランス)で開催されたオープン13プロヴァンス(ATP250:インドア・ハード)で予選を勝ち上がるも、当時世界ランク21位のガエル・モンフィス(フランス)に当たり、1-6,(12)6-7のストレート負けで一回戦敗退。

3月にはフロリダ州マイアミ(USA)で開催されたマイアミ・マスターズ(ATP1000:アウトドア・ハード)の予選2試合を勝ち上がり、一回戦でサム・グロス(オーストラリア)を7-5,(5)6-7,6-4で破って二回戦に進出しました。

5月にはエクス=アン=プロヴァンス(フランス)で開催されたOPEN DU PAYS D’AIX(チャレンジャー:アウトドア・クレー)では準決勝進出、翌週にハイルブロン(ドイツ)で開催されたNeckarcup(チャレンジャー:インドア・クレー)で優勝しました。その後の全仏オープン予選は二回戦敗退。

ウィンブルドン前にノッティンガム(イギリス)で開催されたエイゴンオープン(ATP250:グラスコート)では三回戦まで進みましたが、ウィンブルドンは二回戦でデニス・クドラに3-6,6-3,(2)6-7,4-6で敗戦しました。

7月にボースダード(スウェーデン)で開催されたスウェーデン・オープン(ATP250:アウトドア・クレー)では準決勝に進みましたが、当時世界ランク21位のクレー巧者、トミー・ロブレド(スペイン)に3-6,4-6のストレートで破れました。

8月にワシントンDC(USA)で開催されたシティ・オープン(ATP500:アウトドア・ハード)では二回戦で当時世界ランク14位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)を2-6,6-3,6-4の逆転で下し、準々決勝まで進みましたが、当時世界ランク8位のマリン・チリッチ(クロアチア)に5-7,(3)6-7の接戦で破れています。

当時世界ランク82位のズベレフは、予選三試合を勝ち抜いてUSオープンに出場。一回戦で当時世界ランク29位のフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)と対戦し、7-6,2-6,0-6,6-2,4-6のフルセットで敗退しました。

2015年は85位でシーズンを終了。着実に力をつけているのが伺えたシーズンでした。

2016年

ホップマン・カップからスタートした2016年シーズン、公式戦初戦は全豪オープンから始まりました。一回戦で当時世界ランク2位のアンディ・マレー(イギリス)と対戦、1-6,2-6,3-6と一蹴されました。

2月にモンペリエ(フランス)で開催された南フランス・オープン(ATP250:インドア・ハード)では、二回戦で当時世界ランク13位のマリン・チリッチ(クロアチア)を7-6(4),7-6(1)の両セットタイブレークという大接戦で破り、準決勝まで進みました。そこで、当時世界ランク93位のポール=アンリ・マチュー(フランス)に(11)6-7,5-7で破れました。

つづくロッテルダム(オランダ)で開催されたABNアムロ世界テニス・トーナメント(ATP500:インドア・ハード)では、二回戦で当時世界ランク15位のジル・シモン(フランス)に7-5,3-6,7-6(4)のフルセットで勝ち、準決勝で当時世界ランク18位のガエル・モンフィス(フランス)と対戦、(4)6-7,3-6で敗戦しました。

年度別成績(2016年2月25日現在)

世界ランクATPCHALLENGERITF
201283798
201380901011110
2014136461111
2015831417114
20165664
通算成績242822162019

タイトル

ATPワールドツアー

  • なし

チャレンジャーツアー

2014年

  • Sparkassen Open 2014(ドイツ:アウトドア・クレー)

2015年

  • Neckarcup(ドイツ:インドア・クレー)

短評

今までの戦績を見る限り、クレーが得意なのは間違いないでしょう。経験を積むごとにハードコートでは高いレベルのテニスに対応し始めているので、リオ五輪では少し楽しみな存在ではあります。

ルックスもいかにも「貴公子」という感じで、ここが兄のミーシャとは違うところです。最近、ここまでさわやかなイメージのテニスプレイヤーはいなかったので、彼が強くなればテニス人気がいっそう高まることでしょう。

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